犬と寒さ

犬も寒がり?

犬の被毛には種類があり、それによって寒さに強いか弱いかが分かれます!

犬の被毛には、皮膚を保護する硬い毛質のオーバーコート(上毛)と、
体温を調節するふわふわとしているアンダーコート(下毛)の2種類があります。
オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ犬を「ダブルコート」、オーバーコートのみを「シングルコート」といいます。

ダブルコートの犬は、寒くなるとアンダーコートの毛が増え、
まるでダウンジャケットのような役割を果たしてくれますが、
犬種によって毛量も異なってきます。
基本的に寒い地域原産の犬種であれば、
寒さに適応できるようにアンダーコートがしっかりしています!
逆に暑い地域原産の犬種は、アンダーコートが極端に少なく寒さを感じやすい場合もあります。
さらにシングルコートの犬は、保温してくれるアンダーコートが無いので、寒さに弱い傾向があります。

雪景色の中たたずむ秋田犬

犬が寒がっているサインは?

犬が寒がっているときは、

・小さく丸くなる
・小刻みに震える
・布団や毛布にもぐる
・散歩に行きたがらない

などが挙げられます。

犬が寒がっているときには、室温は低くないか、廊下や窓際の冷えやすい場所にケージを置いていないか、直接床の上に寝ていないかなどを確認してあげましょう!

雪が積もる地域で気を付けてあげたいこと

雪が積もる地域ならではの注意点があります。

路面凍結防止に使用される融雪剤(ゆうせつざい)は「塩化カルシウム」
という成分が含まれているので、
肉球などに触れると炎症を起こして赤くなったり、
皮が向けてしまったりすることがあります。
また、誤って食べてしまうと中毒症状を引き起こし、嘔吐や下痢、
腹痛などの症状が出ることがあるので、
雪で濡れた足は舐めさせないようにしましょう。

ほかにも、長毛の犬種は雪の上を歩いているだけでも毛に雪が絡みつき、だんだんと雪玉ができてしまいます。
雪玉ができやすい足首や内股、
お尻などは体温調整に必要な血管が通っているので、
長く放置すると体温が下がってしまったり、
凍傷になるおそれもあります。

雪深い日の散歩や融雪剤の心配があるときには、犬用のスノーウエアーやシューズなどを利用することも必要です!


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寒い時期も対策をばっちりとって、元気にすごしましょう!

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