犬も大切な家族。だからこそより良いものを食べて元気に育ってもらいたい。
そんな思いから、手作り食を導入する家庭も増えています。
アレルギー体質の子にも手作り食は有効ですが、手作り食を始める前に、どんなことに注意しなくてはならないのでしょうか。
手作り食のメリット
1.食いつきが良い
ドライフードでは失われてしまう、食材そのものの匂いや味が残り、愛犬にとってうれしいごはんとなります。動物病院でも、食欲がない愛犬にささみ等で手作りごはんを与えることもあります。
2.水分量が豊富
「うちのこはあまり水を飲まなくて困っている」という方にも手作り食はおすすめです。
ドライフードはその名の通り乾燥しているため、水分量が10%程度と少なくなっています。手作りごはんの場合には食材の水分が残り、レシピによりますが水分量は70%程度と言われています。
3.体調管理ができる
ペットフードでは、愛犬の調子が悪い時にも「給与量を変える」「トッピングする」ことはできますが、同じ食材・内容のため、アレルゲンが蓄積されて起こるアレルギーや食物不耐性の恐れがあります。
手作り食なら自然とフードローテーションになるため予防にもなります。
手作り食のデメリット
1.栄養の知識が必要
市販のドッグフードで「総合栄養食基準」を満たしているものであれば、給与量と水を与えれば最低限栄養は摂取できます。
ここで気を付けたいのは、「ドッグフードを与えていれば大丈夫」ということではなく、愛犬の体質や体調により、栄養素が上手に吸収できていない場合もあります。ドッグフードに記載されている目安量は、一般的・平均的な数値であり、「うちのこ」の場合必要な量とは異なる場合があることを知っておきましょう。
同じ体重でも、現役アスリートと全く運動していない人は
2.続けることが難しい
いざ手作り食にしようとしても、自分たちのごはんとは別につくる必要があります。
そのため負担が大きくなり長続きしないこともあります。
手作り食にする場合には、いきなり手作り食にするのではなく、いままでのフードにトッピングを加える等自分のペースで少しずつ始めることをおすすめします。
手作り食を始めるには
1.犬の栄養学の勉強をする
犬に必要な栄養素のことや、与えてはいけない食品など、人間とは異なる生物だからこそ学ぶことはたくさんあります。既存のレシピ等を参考にしながら、勉強していきましょう。
2.愛犬の体質を知る
一般的な犬のことがわかったら、「うちのこ」はどうなのか?を知る必要があります。
うちのこにアレルギーや不耐性食物はあるのか?
吸収しにくい栄養素はあるのか?
愛犬の体質を知ることで、愛犬に合った食事を作ることができます。
愛犬の体質を知るには、被毛を送るだけの検査がおすすめです。
被毛をおくるだけで300項目以上のアレルギー不耐性がわかる
アレミッケのアレルギー不耐性検査
被毛を送るだけで不足している栄養素がわかる
不足栄養素検査 フソクタス
両検査とも、自宅で被毛を採取して送るだけの簡単検査です。
実績のあるアメリカにて検査が行われ、日本でもアレルギーやフードに悩む犬猫たちに好評の検査です。
手作り食に興味のある方は、まず一度愛犬・愛猫の体質をよく知ることをおすすめします。